今月のスタッフヴォイスは、ともに6月から配属が変わったメガストア店の加藤さんと長浜店の尾田さんの2人によるスタッフトーク回をお届けします!長浜店で一緒に働いてきた2人の出会いや仕事観の話など、たっぷり語ってもらっちゃいましたよ。ぜひご覧ください!

今日はよろしくお願いします!
加藤:何から話すか決めておきませんか。
尾田:決めてくれたらいいよ。
加藤:えー(笑)
尾田:尾田と加藤の出会いはなんですか。突然「長浜に行くぞ」って言われたんやな。
加藤:そうですね。加藤と尾田の出会いにしましょう。
尾田:そうしよ。加藤と尾田の出会いはそこから始まったんやな。突然「長浜一緒に行かへん?」って。

それがメガストアに加藤さんが勤務されていた時に。
加藤:そうです。尾田さんに「ちょっといい?」って言われて、「いいですよー」ってメガストアの外に呼び出されて、ふらーっとなんか、凄い軽い感じで(笑)軽い感じで、「長浜こーへん?」みたいなのを言われて、「ええー…」みたいな感じで始まりましたね(笑)
尾田:僕、加藤さんに「どうかな?」って聞いたやんか。あの時にはもう(加藤さんの長浜店配属が)決まってたんよ。
加藤:決まってたんですよね。けど「どう思う?」みたいな言い方をされたんですよね。
尾田:一応。一応決まってない体で喋ってたけど、もう決まってた。
加藤:ですね。だから僕も「ちょっと興味あります」って言った翌日に、「じゃあ(長浜店配属)決定で」みたいな(笑)
尾田:「なんて言われるかなー」って思ってたんやけど、「長浜興味あるんですよ」って言われた瞬間に、凄い僕の中で安心感が(笑)「でもここですぐ異動を知らせるのもな」って思ったから1日寝かせたぐらいの感じやね。
加藤:そうですね。1日でしたね、寝かせたの。

尾田:あの時って加藤さん、ビバシティからメガストア行ってどれくらい経ってた?
加藤:半年くらいだったと思うんですけどね、そんなに全然経ってなくて。入社してからも全然経ってなかったんで、「また店舗が変わるのか」っていうことも思ったんですけど、尾田さんの熱量にやられて(笑)
尾田:(笑)
加藤:尾田さんの熱量にやられてなんかその気になりました(笑)
尾田:でも僕の中では、あの時点で結構ここに至るまでの未来は見えてたんやで。
加藤:いやいや(笑)
尾田:あの時から、ここに至るまでの未来は見えてた!
加藤:凄い(笑)

尾田:期待に応えてくれました。見えてた?この未来。
加藤:いやー全然全然。
尾田:いい選択をしたと思いますよ。
加藤:(笑)そうですね(笑)改めてその、今もなんですけど、メガストア店の店長っていう自覚はもうちょっと持ててないかもしれないですけど。
尾田:まだ20日間経ったくらいやもんね(笑)(※インタビューは6月中旬)
加藤:そうです(笑)ですけど、本当に尾田さんのいる長浜店に行ってから1年間店長をさせてもらった期間、凄く自分の中でも変わった部分が多くて。まだまだ未熟者ですが(笑)
尾田:実質長浜店って何年くらいいた?
加藤:3年くらいですかね、2年半ぐらいとかかも。

もうちょっと長くいるような気がしてました。
加藤:そうですかね?でも、今のところ僕といえば長浜ってみんなに言ってもらえていますね。
そうそう。だから、今聞いて思ってたよりも短いんだなって。
尾田:本当に元を辿ると、最初はビバシティ店の正田店長が僕に、「一緒に働いてみたい良い子がいるんよ」っていうことをずっと言ってくれていて、それが加藤さんやったよね。しばらく話が進まなかった時もあったけど、ついに「うちで働きたい」って言ってくれたから、「じゃあ一回会いましょうか」って。
加藤:そうですね。
尾田:その時ってコロナ禍の時やったかな?
加藤:ですね。僕が入社してすぐコロナ禍になって。
尾田:2018年くらいなんじゃないかな?そう思うとビバが半年、メガも半年くらい?
加藤:ですね。
尾田:そうやね。「半年で異動したのに長浜って言っていいんやろうか?」って思いながらも、でも結構僕はもう、ここ(店長)までの部分は本当にある程度想定はしてたんで。こんなに早くとは思ってなかったけど。僕にとっては加藤さんが長浜に来てくれた期間は、凄く充実した時間でしたけどね。本人はどう思ってるか分からへんけど(笑)
加藤:いやいや、充実した日々でした(笑)充実してました(笑)
尾田:よかった(笑)けどそれが一緒に仕事をするきっかけになったもんね。
加藤:ですね。でも、尾田さんの話はやっぱり社内でもよく出てたので。「熱い人」っていうのがよく出てたので、「どんな人かなー!」っていうワクワク感はありましたね。
尾田:え、ドキドキ感じゃなくてワクワク感やったん?
加藤:どっちもです。ドキドキワクワクって感じですね。

尾田:でもそうやね、出会いとしてはそういうところからでしたけど、どうでしたか。実際一緒にお互い仕事して。
加藤:そうですね、今は凄く尾田さんの言ってたことがよく分かるんですけど、当時はめちゃくちゃ「クソが!!」って思ってました(笑)
尾田:(笑)
加藤:尾田さんの言ったことが正しいのはわかってるんですよ。でも感情が追いつかなくて、僕自身はまだまだできることできないことがあって、でも尾田さんは「ここまでなって欲しいからここまでして欲しい」っていうラインがあって、それに対して「僕にも僕のペースがあるんだ!」とか思ったり(笑)そういう部分はあったんですけど、今だからこそ、自分のペースでやっていたら全然成長できる段階も違うと思いますし、スピードも違うと思いますし、精神的にも強くしてもらったなっていうのは凄く感じてますね。
尾田:まさにその通りなんやけど、ズバッと言ったら悪いけど、すんごく良い子なんやけど取り掛かるのがめっちゃ遅いな!っていう(笑)
加藤:(笑)

尾田:すごい雰囲気も良くてすごく良い子なんやけど、取り組み始めるのが「めっちゃ遅いやん」と思ってて。そこをどうにかしないとあかんなっていうところから始まったから、結構最初の段階から細かく「これはここまでやってね」とか「これはこうだよね」っていうのを伝えてて。顔色見てたら「あーストレス溜まってるなー…」みたいな時もあったけど、それを絶対周りの人には見せないんよね。そういうガッツはあったよね。あ、僕には見せるけど(笑)関わる人には見せるけど、関係ない人には自分のプライドもあるのか、一切そういう顔色の変化を見せずにやろうとしてる。そこで凄く「この子は絶対できる」っていうのを初めて感じて。それまでは僕も心配してた(笑)「大丈夫かな」「もう嫌やって言わへんかな」みたいな(笑)
加藤:(笑)
尾田:あとはもう、極力構わないようにしてたよね。「これは加藤さんに任せる、加藤さんがやる、だから僕は口出ししないよ」って。またそれにもストレスを抱えて、「なんで助けてくれないんですか!」みたいな(笑)その話やっけ?1回僕と話し合ってたの。
バトってたんですか?
加藤:そうです。任せてくださったことをやっている中で、やっぱり求められているところまで届いてなくて、「なんで僕だけこんなに言われなあかんのやろ」って(笑)「尾田さん手伝ってくださいよ!」みたいな(笑)
尾田:1回僕に言ってきたよね?「嫌や」って言ったよな(笑)
加藤:一蹴されました。
尾田:それで加藤さんが「嫌ってどういうことですか」みたいな。それで、「それって加藤さんが中心になってやっていることで、店長としてやって欲しいある程度のラインは求めるけど、それを作り上げるのを僕が手伝ってしまったら、僕の色にしかならへんやん」みたいなことを言ったら、加藤さんも何も言い返して来なくなって、「そうっすね」みたいな感じで。
加藤:たしかに。そうでしたね。

尾田:でもその夜に「やっぱりちょっと良いですか」って呼び出されて。1時間くらい加藤さんの話をとにかく聞いて、全部聞こうと思って黙って珍しく聞いてたんやな。僕の中では加藤さんの次の姿が結構ちゃんと見えてたから、ここで加藤さんを助けてしまったり、求めている答えに寄り添ってしまったら、ちょっと違う方向に行ってしまうんじゃないかなっていう不安も感じたりとかして。それで1時間話を聞いて聞いて最終的に出た答えが「え、ほんで何が言いたいの?」って(笑)
加藤:(笑)
尾田:って言ったら、加藤さんもずっと喋ってて出た答えが最終的に。
加藤:「スッキリしたんでもう良いです」(笑)
尾田:「ですよね。散々そうやって喋ったんですけど、喋ってわかりました」って言ってて。「これ僕がやらないと意味ないですもんね」って。僕も「僕はそう思ってるんや。ごめんな」って。

丸く収まったわけですね。
加藤:やっぱり自分の言葉で喋って聞いてもらって、ブワーって1時間くらいめちゃくちゃ喋って頭の中を整理していったら「あ、尾田さんの言ってることってこうか。あ、僕がやらなあかんことや!」って(笑)
尾田:ほんまに1時間ずっと喋ってたもんね。
加藤:そうです。熱量出して整理していったら「ああ!こういうことか!」ってなったんですよね。
尾田:でもあの日からやね。加藤さんがめちゃめちゃ自分の存在に自信を持って動き出したというか、発言にしても仲間にしても、リーダーシップにもしても、自分の存在を凄く出せるようになってくれて。結局できる能力はあるんやから、ビビらんとやったら全部が上手くいったみたいな感じやんね。
加藤:…そうですかね(笑)上手くいってるのかどうかは分からないですけど。考えすぎて遅くなることはよくないなって思って。

尾田:もともとだって人がいいから、別に加藤さんが周りからどうこう思われることって特に無くてさ。逆のことを言われてたんやね。「加藤さんって本当はどう思ってるんですか」とか「どうしたいと思ってるんですかね」みたいな。で、あの日から僕に自分の思いを出してもいいんや、出しても怖くないや、って思ってくれた中で、仲間に対しても「こうしたい」とか「こんなことをしていこうと思ってる」っていうことを口に出し始めた時から、周りにいる仲間たちも加藤さんを手伝おう、私も参加したい、みたいな空気ができて、加藤さんっていう存在の周りに人が集まりだして、凄くよかったなと思って。
尾田:あれから「チームをちゃんとまとめていってくれる人になれるな」っていう手応えがありましたね。ここだけの話やけど、泣いてたもんね、あの時。
加藤:わーって喋りながら、めちゃめちゃ怒ってるのに泣いてる。
尾田:それこそ僕が半笑いやから余計むかついてたんよね(笑)
加藤:そうなんですよ!めちゃめちゃ半笑いで聞いてるんで。

尾田:真剣には聞いてたで。
加藤:真剣には聞いてもらってたんですけど、僕が頭の中で整理しながら話してくるから、たぶん尾田さんもちょっと面白くなってきたんですよね(笑)「この子今、納得しはったな」みたいな(笑)
尾田:ブワーって喋りながら、段々最後の方でスッキリした顔してきて、みたいな。
加藤:そうですね。
尾田:喋らんとあかんよね。
加藤:はい。喋らんとダメですね。
尾田:でも結構あそこからね、対等な感じで喋るようになったよね。リスペクトはお互いしてるし僕のことも尊敬してくれてるんやろうし、気も遣ってくれてるんやろうけど、題材に対して同じ目線で話をしてくれるようになったというか。自分から「こうしていく」っていうのを話してくれるようになって。「こうしていいですか?」じゃなくなったもんね、「こうしたいんですけど」みたいな言い方で、それに対して僕が賛成したり、少し要望や提案をするみたいな。なんか加藤さんの言葉に強さが増したし。あの出来事は良かったかなって。

加藤:(笑)そうですね。信頼はもちろんしていたんですけど、そういうことが重なって、本当に尾田さんを心から信用していいんやって、自分の中で納得した瞬間なのかもしれないですね。それが。
尾田:2人にとって大きかったよね。そういう話もありつつ、一緒にお仕事してきたけど、あと一番大きかったのはあれかな。ずっと僕をサポートしてくれて、もちろん番野さんっていう存在もいてくれはって。凄いのが番野さんと加藤さんって、僕がいて番野さんと加藤さんがいてくれてるんやけど、凄い伸ばし合えた仲やんね、2人って。
加藤:はい。
なんか凄くいい2人だなっていうのは、私から見ても思いましたね。
尾田:そうそう。
加藤:なんて言うんでしょう。尾田さんのもとで2人で乗り越えてきた感は凄くあるんですよ。この前もそれこそ長浜からメガストアへ異動になった際に、みんなの前でお別れの言葉っていうのを1人ずつ僕に言ってくれて、僕も1人ずつに言うみたいなことがあったんですけど。でも番野さんに対しては言うことが無くて。実は。みんなにはあるんですけど、番野さんって一番近くで一緒に苦楽を共にしたというか、乗り越えてきたりしたんで、お互いそれをわかっているというか(笑)改めて言うこともなくて。ちゃんとコミュニケーションがお互い取れたから、そう見えるのかなって思います。
尾田:番野さんとの関係って、もともと加藤さんが店長になる前に2人で店長代理をしてもらっていた時は、片方を褒めたら片方が拗ねて、その逆もあるみたいな、どっちかというとバチバチした関係というか。お互いがお互いに結構言い合いというか、いい意味で店を盛り上げるために意見をかわしてくれてはって、僕は凄く気を遣ったかな。あの時は。
加藤:でもずーっと番野さんのことを褒めてましたよ、尾田さんは(笑)

尾田:あれ、おかしいな?(笑)あ、加藤さんの前では加藤さんのこと褒めてないんよ。
加藤:あーそれだー…。
尾田:逆に番野さんに対しても同じかも。本人の前で本人を褒めたりしない。それを経て、加藤さんが店長だった1年間、あの時があるから2人の絆を感じたというか、長浜店に2人を任せて僕は出られたかなって。この1年間が濃厚だったんじゃないの?
加藤:そうですね。もう凄い濃厚でした。あっという間でしたね。

尾田:実際店長やってみて、どうやった?
加藤:楽しいですけど、一言で言うの難しいな…(笑)本当に誰もが言うと思うんですけど、辛い時はめっちゃ辛いですし、楽しい時はめっちゃ楽しいみたいな、波が濃くあるんで、凄く充実した日々を送れるようになりました(笑)なんでしょう、なんて言えばいいんですかね?
尾田:しんどかった?
加藤:それはしんどかったです。それはもう、大変でした。僕も大変なんですけど、みんなの方が大変やったと思うんですよ。周りのスタッフの方が。それも番野さんの話なんですけどね。番野さんも大変なんでしょうけど、大変なフリをせずにやってくれてはるんで、「もっと僕が頑張らな」って思わせてくれたりとかして、そういうメンバーに恵まれたから凄く楽しかったなと思います。
尾田:僕もあの時メガストアに帰らせてもらって、何年振りに帰ったかな?10年ぶりに帰ったかな。

たしかに凄く久しぶりでしたね。
尾田:めっちゃ久々やったんよ。長浜が今年で11周年でしょ、2周年の時から僕ずっと長浜にいたから。本当に久しぶりに帰ったんやけど、やっぱり彦根が地元っていうのは10年離れても感じたというか。自分の生まれ育った町で、自分が小さい頃から行ってたお店で、みたいな感じが凄くあって。お客様が感じてくださっているボーンフリーっていう部分を自分も久しぶりに感じたというか。長浜の前はメガストアにいたから、メガストア時代も長かったんやけど、久しぶりやったから凄くドキドキして照れくさいというか。そんな気持ちで帰ってきたけど、仲間も地域の人も受け入れてくださって、やっぱりこう、自分のことを知ってくれているお客様がいてくださったりとかして、新しい自分を発見する1年だったなって。
尾田:あとは自分というよりも、もう一つ若い世代の店長がうちの旗艦店を新しくしていかないといけないんじゃないかなっていうことに気付けた1年だったし、自分っていうフィルターを通して、会社の上層部もそれを感じたんじゃないかなと思うし。そこで白羽の矢が立ったのが加藤さんっていうところはやっぱり僕も適任だと思っていて。そういう部分、僕はメガストアで1年間感じたことや会社も感じたことが、加藤さんへの期待とか次のボーンフリーへの未来っていう部分かなと思ってるかな。

尾田:今はまだ加藤さんもメガストアに店長として配属になって日も浅いけど、今のメガストアのメンバーはキャリアのあるスタッフばかりやから。それって何のためというと、加藤さんがフリーで動けるためなのかなと思うんよね、僕は。ボーンフリーの歴史だったりやり方だったり、会社としての思いを分かっている人がもちろん多いから、もう全然任せてしまってよくて、新しく「こういうことやってみませんか」って提案したり動く部分を加藤さんは大きく期待されていると思うから、何も気にせずにある意味思ったようにやってくれたらいいなと願っているんですけどね。本人にとってはプレッシャーとか色々あるんかなと思うんやけど。どう?プレッシャーとかある?
加藤:いや、めちゃあります(笑)
尾田:早かったね!(笑)
加藤:そうですね、プレッシャーには感じてほしくないけど…って結構みんな言ってくれるんですけど、プレッシャーに決まってます(笑)でもまあ、いい意味のプレッシャーなので。逆にプレッシャーがない状態だとおかしいですしね、僕自身が。それを受け止めながらやっていけたらなと思っています。

尾田:僕も初めて店長になったのがメガストアの時やったんよね。26、7歳くらいの時かな。でも会社の歴史も53年とかになってくると、いろんな考え方があるけど、その中で加藤さんが店長になるのは、タイミングとして早いかというとそうじゃなくて、なんかいいタイミングなのかなっていうところがあって。1年間店長っていう、思いとか立ち位置を経験してその姿を見せてきて、いざ大きいところでチャレンジっていうところで言うと、本当にプレッシャーは絶対あると思うんやけど、さっき言ったみたいに助けてくれる仲間がいるのは事実やから、加藤さんらしくみんなに素直に甘えたり頼ったりしたら凄くいいチームになるんじゃないかなと思うから。

尾田:僕は結構人に甘えたり頼るのが苦手なタイプやから真逆なんやけど、加藤さんらしくやっていってもらったら新しい、僕が望んでるような、今までに考えたり感じたことのないメガストアができることによって、ずっと好きでいてくれたお客様がさらに好きになってくれるようになると思うし、僕らのことを知らなかった新しい方達にも「何このお店!」って興味を持ってくださる可能性も絶対あると思うんで。そこを凄く楽しんでやって欲しいな。
加藤:はい。
尾田:逆に長浜やね。ちょうど10年過ぎてね。やってみてどうやった?1年間。
加藤:長浜ですか。本当にさっきも言ってたみたいに楽しかったのと、地域性だったり人も含めて、長浜のことをめちゃ好きになったんですよね。凄くありがたいことに、アットホームなお店とも言ってもらえましたし。地域の人が集まれるような場所を作りたいっていうのを目標に掲げてたんですけど。達成できたかというとチョロっとかなとは思うんですけど、そうやっていくうちに「いい雰囲気やねこのお店って」ってお客様から言ってもらえることが2、3回あったので、そういう意味でよかったなと思いました。

加藤:そういうお客様の雰囲気とか、店舗の雰囲気とかメンバーの雰囲気っていうのは店舗が小さい分感じやすいのかもしれないですけど、距離感が近いとか。なんかそういうのが感じられる店舗でした。人間のあったかさというか(笑)『プレイス・イン・ザ・サン』っていう名前も好きですし。なんかそういう意味でもちょっと特殊な場所かなと思ってます。
加藤:それに、それこそ長浜のメンズスタッフはほぼほぼ僕と尾田さんの2人でしたけど、去年から河崎さんが入って、今年の3月から山元さんが入ってきてくれましたし。新しい風が入ってきて、2人とも凄く人間味のあるというか(笑)長浜店らしい優しさとか、そういうものを持ってくれている人たちかなと思っているので、そういう2人がね、長浜のメンズを盛り上げてくれるんじゃないかなと思って、僕は凄くワクワクして。店舗からは一歩引いた身ではあるんですけど、ワクワクしながら見ている感じですね。
尾田:実際6月から戻ってみたら、たとえば2年目〜11年目まで僕が1人でずっと店長をやっていた場合の結果よりも、途中で山口さんや加藤さんが店長をやってくれていた今の状況の方が凄くよかったなと感じてて。凄いいろんな空気とか色とかが入っているなっていうのを感じたし、「こんなやり方になっているんや」とか「こういうような雰囲気を求めていってるんや」っていう、さらに良い感覚を感じられたかな。
尾田:さっき言ってくれてたみたいに、今いるメンバーとか、6月から新入社員の染手さんも来てくれていたりする中で、長浜っていうお店の歴史の上に新しいものをきちんと載せられる状態になっているんやなというのは感じてて。それをやっぱり次の世代、加藤さんがそうなってくれたように、若いスタッフが自分の求める成長とか、次の部分に対してしっかりステップアップして成長してくれる環境づくりも、お客様とか地域の力を借りて成長していけたらなって改めて聞いても感じるし。

尾田:2人でずっと野心を抱いてたっていうか、思ってた部分あるやん。
加藤:はい。
尾田:2つあって。もっと他府県の方が来て欲しいなとか。
加藤:言ってましたね、ずっと。
尾田:やっぱり岐阜県、福井県、北陸の方から時間をかけて来てくださる方がかなり増えた時期やったから、わざわざ来てくださったのにガッカリさせたくないよね、とか。結構2人でお客様に向けてかなり色々考えていた時期だったし、それがちょっと実現してきてて、もちろんまだまだ期待に応えられずに帰っていかれる方もおられるとは思うけど、そういう風に期待を持って来てくださる方に、「よかったよ」とか「いいお店やね」と言ってもらえるようにっていうところは、新しいメンバーにも共有して、意見をもらってお店を作っていくっていうことは引き続きやっていきたいですね。加藤さんと2人でめちゃめちゃ喋ってたもんね、しょっちゅう。SNSの告知の仕方とか売り場の作り方とか。

尾田:そういうのも楽しかったのと、もう1つあって。地域の方々に、思っているほど足を運んでいただけているかというと、実はあまり知ってもらえてないんじゃないかと思って、それでポスティングを始めたりとか。結構新しいお家も増えているし、地域としては人口も増えてるはずなんだけど、なかなか知られていないなって。加藤さんも話してくれてたけど、やっぱりメガストアの方に期待を持っておられる方が多くて、長浜にもお店がありますよっていう、認知度に対してはまだ具体的に手応えは感じられなかったよね。
加藤:そうですね。
尾田:結構たくさん来てくださってるんやけど、でももっともっとっていうところが結構以外とね。「8年間前を通ってて何の建物かわからへんかったんやけど、ここ服屋さんやったんやね」って言われることもまだあるもんね(笑)
加藤:そうですね。その時が一番「ああ…」って(笑)
尾田:そうなんよね(笑)場所的にも中心じゃなくて外れの方にあるし、知ってはいたけどずっとメガストアの方に行ってて、来てみたらこっちも良いやんって言ってくださることもあるもんね。だから僕たちはもうちょっと謙虚に、今のスローバックの活動とかもそうやけど、地域に向けて自分たちの存在を知ってもらうために関わったりする活動を、もうちょっと地域と連動してやっていけたらなっていうのは思いますね。今までやってきたことを、引き継いで続けていけたらというか。また何か思うことがあれば、彦根の方からも意見として遠慮なく言ってもらえたら良いなと思いますね。

それでは、今後の野望を教えてください!加藤さん、メガストアの店長になってどうですか?
加藤:長浜でも感じていたことなんですけど、やっぱりもっと知ってもらいたいっていうのがどうしても強いですね。そういう意味で長浜店は地域の人にもっと知ってもらいたかったり、他府県の人にもっと知ってもらいたいみたいなところから始まったんですけど、メガストアになると、やっぱりボーンフリーをもっと知ってもらいたいっていう気持ちに変わって。
加藤:僕が若い頃は県内にボーンフリーを知っている人が同年代くらいで結構いたんですけど、今はちょっと年齢を下っていくとまだまだ知らない方がおられるなっていうのが現状だと思うので。滋賀県でこんな商品ボリュームで展開できるセレクトショップなんてないですし、僕たちが地域のお客様だったり地域を盛り上げたいっていう気持ちでやっている中で、気付いて欲しいじゃないですけど、もっともっと力を蓄えていって、知っていってもらえたら幸せだなと思うので、県内一のセレクトショップっていう名前にボーンフリーが自ずと上がってくるっていうことが一番の野望ですね。

尾田:長浜店の野望は、もう1回、コンセプトの「日の当たる場所」っていうところを見つめていきたいなっていうところですかね。お客様もそうだけど、僕自身、メガストアや他の店舗を見た中で、長浜店ってやっぱり雰囲気が抜群なんですよね。ロケーションであったりとか建物の雰囲気であったりとか店内の造りであったりとか。
尾田:もう1回そこを丁寧に作り込んで、お客様からボーンフリーグループの中であそこのお店だけはちょっと違うよねって言ってもらえたらな、と。ゆったりお店を見られるだとか、見ていて楽しいとか、せかせかしないみたいな。暖かい雰囲気を感じてもらえるように、色んな形で作り込みたいなって。それは商品もそうやろうし、売り場の作り込みもそうやろうし、スタッフの雰囲気もそうやと思うんですけど、それらを店のコンセプトにしっかり落とし込んで、向き合っていくということはしたいなと思っています。
尾田:でも俺っていう存在があるし、穏やかな雰囲気にはならへんよな(笑)結局ワチャワチャするみたいな(笑)
加藤:(笑)

お店以外の野望はありますか?
加藤:僕、野望めっちゃちっちゃいんですよね。そういうタイプなんです。
尾田:野望あるの?
加藤:いや…(笑)内に秘めるタイプなんで、言いません(笑)
尾田:加藤さん裏でガッツポーズするタイプやもんな。
加藤:(笑)
尾田:で、野望は何なん?

加藤:(笑)でも、さっき言ったお店のことと一緒かもしれないですけどね。ボーンフリーをもっと知ってもらいたいのが大きくて、僕がこの先どうなっていきたいとかはあまり見えてないんですけど。でも、まだまだ成長しないといけないなと感じているので、その成長した先に、周りにいる人がもっと笑顔やったらいいなって思います。
尾田:なんかええこと言うな…。この後喋りづらいやろ。ピースなこと言われてしまうと。
尾田さんの野望は平和じゃないんですか?(笑)
尾田:いや、平和やで。僕は野望あるよ!
何ですか?
尾田:すっごい長期になるかもしれへんけど。やっぱり、自分の関わったスタッフが全員店長をしてくれるっていう夢を10年前くらいから描いてて。それが5年前くらいからだんだんリアルになってきて、今だったら加藤さんがそのリアルやと思うし。ここ最近入社してきたスタッフもそういう風になっていきたいって思ってくれているし、長浜にいるメンズスタッフの2人もそうやと思うし。

尾田:結構若い男の子たちが「店長やってみたい!」とか「店持ってみたい!」とか「もっと商品をこんな風にしてみたい!」とか、僕が若い時やったら仲間内で野心とか夢で語ってたようなことを、今は凄く社風もオープンになってそういうことを言える状況で、「あんなことしたい、こんなことしたい、こんな風になりたい」ってバンバン言ってくれるわけ。そういうことを言ってくれる子たちがようやく僕の周りにもできてきて、その子達に、楽なことばかりじゃないけど自信を持てるように背中を押したり、やりたい環境や達成することが楽しいって思える環境づくりをした中で、僕の関わった子たちが全員、最終的に既存店の店長をしてくれるっていうことが僕の野望かな。
尾田:野望って言ったらおかしいけど、僕のポジションにいると、そういうのが夢。その子達が将来、物凄く会社を変えて、お客様に喜んでもらえることをしていってくれるっていうのが夢かな。それが10年後には実現していればいいなって。早ければ、4〜5年後には店舗の半分がそうなっていれば、なんか楽しいんじゃないかなって。

新しいボーンフリーですね。
尾田:そうそうそう。本当にそれが新しいボーンフリーになっていくんじゃないかなって思うので。今店長をしてくれている人たちとか、上の人たちは今を必死にやっていって、次の子達にしっかり良いところだけを残せるように。で、自分たちが次のステップとして、もっとよりボーンフリーを色んな方に広めていける力をつけていかなければいけないかなって。その2つかなと思います。僕の願いは。その中心に加藤さんがいてたら最高やね!
加藤:そうですかね(笑)
尾田:(笑)そうですよ(笑)
加藤:だったらいいですね(笑)
尾田:加藤さんとは良い関係の中で色んな仕事も一緒にさせてもらっているので、これからも応援していきたいなとは思ってますね。とりあえずあんまり変に気を遣わずに、自分の思ったようにやってもらえたらなって。応援してます!
加藤:ありがとうございます!頑張ります!

今月は加藤さんと尾田さんのスタッフ対談をお届けしました。おふたりの熱い思いがビシビシ伝わってきました!ぜひ新しいメガストア店、そして長浜店に遊びにいらしてくださいね。来月はスタッフインタビューです!どのスタッフになるか、ぜひお楽しみに!