今月のスタッフヴォイスは、エイスクエア店の小林さんを直撃!来たる2月9日、ボーンフリー50周年記念デニムが発売されます!その企画メンバーの小林さんに、デニムのこだわりポイントや企画の時の出来事をたっぷり聞いてきましたよ!さらにはシャイな小林さんの、最近ハマっていることや好きなことも聞いてきちゃいました。ぜひご覧ください!
50周年記念デニム(以下50thデニム)が、いよいよ2/9に発売されますね。1番のポイントや魅力を教えてください!
ディテールやパーツは、ボーンフリーの歴代ヴィンテージデニムの1stモデルを下地にしているんですけど、シルエットはオーソドックスな、古きよきヴィンテージストレートを基にしているので、どんな方でも穿きやすい、ずっと使っていただける形にしています。
バックポケットのステッチやピスネームなど、細かいパーツもヴィンテージデニムがモチーフだと伺いました。
そうですね。昔のLevi’s 1955年とか、その頃くらいのモデルをベースにしています。
僕のイチオシポイントは、やっぱりこの生地ですね。何十、何百種類もある生地の中から「これ!」っていうのを探して選びました。これはぜひ実際に見ていただきたいです。 生地を選び始めた当初は、企画チームの中で結構意見が分かれていたんですけど、この生地を見つけたときに全員が「これだ!」って、満場一致で決まりました。
この程よい毛羽立ち感とかも最高です。一応防縮加工という縮みにくい加工はしてあるので、乾燥機に入れてもそんなに大きくは縮まないんですけど、しっかりアタリやパッカリングは出るようになっているので、カッコ良い味が出ますね。がっつり穿き込んでもらいたいです。
あとはアメカジっぽい見た目なんですけど、その枠に囚われずにそれぞれみなさんのスタイルというか、色を出しながらコーディネートしてもらえたら、と思っています。
小林さんは、ヴィンテージやアメカジが好きですよね。今回の企画に携わることになったきっかけも、そこからなんでしょうか?
元々ボーンフリーでデニムを販売したいという思いが強くて、それがきっかけで入社したんです。入社前に行った、SUPER STORE店のデニムの種類とか店の雰囲気とかを見て「ここやったら、デニムめっちゃ販売できるな」って。それで入社して、その頃からヴィンテージとか、デニムをずっと穿いてきたので、デニムキャラみたいな感じが定着していたのかなって(笑)もう本当に、ブレずにずっとデニムを穿いてきたので。
で、そんな中でボーンフリーのヴィンテージデニム(1stモデル)をお店で発見して、先輩に「これなんですか?」って聞いたら、ボーンフリーで作っていたヴィンテージデニムだっていうことを聞いて、「僕もいつか参加できますかね?」って話したりはしていました。なんて言うんですかね、デニムへの愛が伝わりまくったのかなって(笑)
それがきっかけという感じでしょうか?
かな、と思っています。
今回のデニムは企画、構想〜発売まで1年近く費やされていますよね。その中でも大変だったことや、思い出深いことってなんでしょうか?思い出深いことだと、ひとつは製作をお願いしたジョンブルさんの本社へ工場見学に行かれた時かなと思うんですが。
そうですね…まず、デニムのことに凄く詳しいっていう自信はあったんですけど、いざ作るってなった時に、最初に「ここをどうするか」とか仕様のこととかを色々まとめたりしていたら、「あれ、意外と分からへん」みたいな壁に当たったことですかね。
こう、作る側になると、販売や穿く側とはまた違う視点になるんだなって。ボタンひとつにしても付け方とか、「ここの縫い方はこう」みたいな細かいところの指示なんかは、全然違うというか。もうデニムにはめちゃめちゃ自信があったんですけど、まだまだ勉強不足やなって。今回ジョンブルさんに凄く色々教えてもらったので、また一段とデニムに詳しくなれたと思います!
思い出で言ったら、やっぱりジョンブルさんの工場見学はもう、忘れられへんくらいめちゃくちゃ良かったですね…(笑)
今回50thデニムの縫製を担当してくださった方も、当たり前なんですけどとにかく上手で、普通のミシンで一気に縫えてしまうところを、縫う部分によってミシンを変えて凄く丁寧に縫ってくださったりとか。感動しましたね。
最後はジョンブルさんにある希少なミシンで、実際に縫製体験をさせてもらうという場面もありましたよね。
そうですね。めちゃめちゃ緊張しました(笑)でも夢が叶いましたね。ボーンフリーに入社して、いつかは岡山に行きたいなと思っていたので。
デニムも作れたし岡山にも行けたし、全部夢が叶いましたね!良い年でしたね。
もう全部夢叶いましたね(笑)まさか岡山へは実際に行けるとは思ってなかったので、めちゃめちゃ嬉しかったです。
50thデニムを穿く時の、小林さんのオススメコーデやサイズの選び方、教えてください!
さっきと被ってしまうんですが、凄くアメカジっぽいアイテムではあるんですけど、そういうのにこだわらずにみなさんの好きな服装に取り入れてもらって、どんどん自分の色を出して穿いていってもらいたいなと思ってます。
ボーンフリーには色々なスタッフがいて、色々なファッションを提案しているので、ぜひみなさんにもそれぞれに合った感じで、自由に、好きに穿いていただきたいですね。それこそレングスをがっつり短くして穿いてもいいですし、めちゃめちゃロールアップしてもいいですし。とにかく自由にって感じです(笑)
ありがとうございます。発売が楽しみですね!
楽しみです!早く穿きたいです。
話は変わりますが、この春気になるファッションってなんでしょうか?
そうですね…、僕はアメカジがとにかく好きで、アイテムとかもそっちをずっとチェックしているので、この春もブレずっていう感じですね。強いて言うなら、アメカジかつアウトドアみたいな感じが気になってます。
今僕が着ているL.L.Beanとか。他にも凄くかっこいい服がお店に入荷しているので、ぜひ見に来ていただきたいですね。
最近のマイブームってなんでしょうか?そういえばこの前、近鉄草津店の野崎さんとキャンプに行かれてたんですよね?
キャンプ行きましたね。キャンプも行ってますし、その時に野崎さんとちょっと盛り上がってたんですけど、D.I.Y.で何か作ったりとかもしています。野崎さんはテーブルを作ってはって、僕はそこまでは作れないんですけど物を作ることは好きなので、棚を作ったりとかしている感じです。今はそれがマイブームですね。
凄いですね。棚ってどれくらいのサイズなんでしょうか?
結構大きい、キャンプギアとかを置いたりできるような感じの、ガチのやつです(笑)棚以外だと、バカでっかいスピーカーを作りました(笑)元々はレコードとかを聴きたいなと思って作り始めました。僕レゲエが好きなんですけど、いつか自然の中とかで爆音で流したいなと思って。近所迷惑になるので、結局は小さい音でしか聴いてないんですけど。
もはやフェスみたいな感じですね(笑)
そうですね(笑)1人でフェスができるくらいの、ほんまに大きいスピーカーです(笑)
自分でパーツを調達して、一から組み立てたんでしょうか?
そうです。ハードオフとかで、中古の安いスピーカーを買ってきて、それを分解してスピーカー部分だけを移植したりとかっていう感じですね。使う時は、凄い小さい音量で聴いてます。一応Bluetoothで聴けるようにもしてます。
凄いですね…。ところでレゲエが好きとのことですが、オススメのアーティストや好きなアーティストを教えてください!
オススメのアーティストと聞かれると凄い難しいです(笑)好きなアーティストだと、レゲエの中でも「ダンスホール」っていうジャンルが好きなんですけど、服と一緒で年代別にファンがいたりするんですよ。ヴィンテージの服みたいな感じで。
70年代の音楽とかも、フェスで現役で流れたりするくらい、ジャンルが確立されているんですよ。ちょっとコアなんですけど、そういう昔の名曲とかを聴いたりしてますね。有名な人だとボブ・マーリーとか、「ファンデーション」って昔のジャンルなんですけど。そういう昔のアーティスト、ジョン・ホルトとかアルトン・エリスとか、ピーター・トッシュ、デニス・ブラウンとかを聴いてます。
2000年代やったらビーニ・マンとかブジュ・バントンとかですかね。日本人やったら湘南乃風とかMINMIとかのポップな人や、ハードコアな感じの人も聴きます。とにかく全部聴くんです。全部聴くんですけど、その時の気分で古いものを聞く日もありますし、新しいやついっぱい聴こうかなっていう日もあるって感じですね。でも大半の人は分からない世界なので…(笑)
でもこれを読んで、「私も好き!」「僕も好き!」って言ってくださる方が来られるかもしれないですよ。
こういう話できる人と、あんまり出会ったことないんです。レゲエとかは友達くらいとしか話したことがないので、レゲエに詳しい方はぜひ喋りに来ていただきたいです!(笑)たぶん服と同じくらいか、それ以上に詳しいというか、好きなので。
レゲエは俺に任せろ的な。
(笑)そうですね。なのでぜひこの続きは、お店でお話しできたら嬉しいですね。
キャンプに限らず、D.I.Y.やサウナも好きですし、レゲエに服など、小林さんって結構興味が幅広いですね。
そうなんです。結構多趣味ですね。音楽と服とかは凄いどっぷりなんですけど、それ以外は凄く広く、浅く(笑)釣りとかキャンプとか色々するって感じですね。
最後に一言お願いします!
今回の50thデニムは、ぜひお店に見に来ていただきたいですね。本当に。絶対欲しくなると思うので。
デニムも見に来ていただきたいですし、エイスクエア店にも遊びに来ていただきたいですね。気軽におしゃべりしに来てもらいたいなって。服に限らず、色々な話を教えてもらえたらと思ってます。たぶん僕すぐハマると思うので、オススメの趣味があったらなんでも紹介してください!お店でお待ちしています!
今回は小林さんのインタビューをお届けしました。小林さんが企画に携わったボーンフリー50thデニム、渾身の仕上がりですのでぜひチェックしてください!そして、多趣味な小林さんに会いに、エイスクエア店へ遊びに行ってみてくださいね。次回のスタッフインタビューもお楽しみに!